2016/11/08
京都・滋賀の主要11大学を2016年春に卒業した大学生の就職率が6年連続で改善した、と京都新聞(11/8)が報じた。同紙によれば、同社のアンケートで7日までに判明した。調査対象は、京都、京都工芸繊維、京都産業、京都女子、京都府立、滋賀、滋賀県立、同志社、同志社女子、立命館、龍谷の11大学。今春卒業した学生計2万8126人のうち、大学院などに進学した4781人を差し引いた上で就職した学生の割合を算出した。就職率は、前年比で1.1ポイント上昇して87.7%となり、04年の調査開始以降で最高を記録した。人手不足が深刻化する中で採用意欲は高く、面接解禁時期の変更による大きな影響はなかったとみられる。
就職率は8大学で上昇した。最高は京都女子大の94.6%で、滋賀大、滋賀県立大も90%を上回った。各大学の大学院生の就職率も別に計算したところ、2.4ポイント減の84.0%だった。就職先は、学生の安定志向を反映し、京滋の地方自治体など官公庁が目立った。金融機関や大手製造業も上位にランク入りした。