2017/07/01
東海大は、昨年4月の熊本地震で被災した農学部の阿蘇キャンパス(南阿蘇村)周辺に、新たに講義室などを備えた実習施設を整備する方針を決めた。これを報じた毎日新聞(7/1)によれば、阿蘇キャンパスの校舎は地震で損壊して再開は困難な状態だったが、学生の実習拠点が地震後初めて整備される。山田清志学長が6月30日、蒲島郁夫知事と吉良清一同村長に方針を説明した。
実習施設は阿蘇キャンパスの隣接地で、断層から約120メートル以上離れている。2階建てで延べ床面積約2000平方メートル。来年4月に実習を本格的に始める予定で、閉校になった近くの小学校も活用したい考えだ。 山田学長は蒲島知事との会談で「以前にも増して現地を活用して、実習を中心とした教育活動を展開する」と説明した。