2016/10/04
高齢者の健康づくりに役立ててもらおうと、園田学園女子大の助教や学生らがリズム体操や筋力運動を考案し、地域のお年寄りを指導する取り組みを続けている。これを報じた神戸新聞(10/4)によれば、体操や運動の仕方をまとめたDVDも製作した。考案したのは、同大学人間健康学部の林谷啓美助教ら。住み慣れた地域で気軽にできるリズム体操や筋力運動で筋力低下を防ぎ、寝たきり防止や介護予防の効果を見込む。
リズム体操では、高齢者が好む音楽を組み合わせてメロディーをつくり、いすに座ったままでもできるよう工夫している。筋力運動は強度ごとに3種類のゴムバンドを使い、体力に合わせて選べる。DVDは市社会福祉協議会や地域と協力して製作した。40分程度で、エクササイズの仕方などを紹介。映像を見れば、指導者がいなくても取り組めるよう工夫している。また、体操や運動の考案に合わせ、同大2年生が実際に地域に出向き、模範演技や指導などを行っている。DVDは300部作製。市内で健康活動に取り組める5人以上のグループを対象に、無料配布している。